所有者が死亡した際に相続される遺産には、現金や動産だけでなく、土地や建物といった不動産も含まれます。
しかし、相続した不動産は、必ずしも活用法が見つかるとは限りません。
今回は、相続した不動産が空き家になってしまった場合の管理方法やデメリット、空き家にしないための対処法について解説します。
相続で空き家になった不動産の管理方法
空き家を放置するとさまざまなリスクが高まるので、以下のポイントを意識して定期的に管理しなくてはいけません。
ポイント①換気
湿気は建物の老朽化を進ませる要因となるので、定期的に窓や扉を開け、家全体を換気しましょう。
ポイント②通水
定期的に水を流さないと、水道管が破損したり、悪臭が発生したりします。
水道を止めている場合は、ペットボトルの水を流すなどして、下水部分だけでも通水することが大切です。
ポイント③掃除
空き家管理では室内を掃除するだけでなく、庭の手入れや周囲のゴミ拾いも忘れてはいけません。
これらを疎かにすると周囲からクレームが入り、近隣トラブルに発展する可能性があります。
空き家を放置することで発生するデメリット
次は、空き家を放置することで生じるリスクやデメリットについて解説しましょう。
放置された空き家は劣化が進み、倒壊の危険性や建材が飛散するリスクが高まります。
また、火災の発生、不審者の滞在、野生生物の棲息といったトラブルも発生しやすくなります。
空き家の倒壊などでけが人が出た場合、空き家の持ち主は所有者責任を負わなければいけません。
上記のリスクが高いと判断された空き家は特定空き家に指定され、行政代執行の取り壊しがおこなわれます。
この際の取り壊し費用は、所有者が負担しなくてはいけません。
相続した不動産を空き家にしないための解決策
解決策①解体
解体費用は所有者の負担になりますが、自治体によっては補助金が出る場合もあるので、確認してみると良いでしょう。
解決策②売却
空き家を売却する際には、リフォームをして投資用物件として売却する、現状のまま業者に買取を依頼するといった方法があります。
解決策③譲渡
無償で譲渡した場合でも固定資産税の負担が減り、各種リスクが回避できます。
まとめ
空き家は放置するとさまざまなトラブルの原因となるため、定期的に管理しなくてはいけません。
活用する予定がない場合は、解体や売却を選ぶことも重要になるでしょう。
相続した不動産が空き家となりそうな場合は、今回ご紹介した対処法や解決策を検討することをおすすめします。
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