一戸建てに使われている外壁材にはさまざまなものがあります。
日本の住宅に多く採用されているのがサイディング外壁ですが、その特徴などをよく知らないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、サイディング外壁とはどのようなものなのか、リフォームの時期や塗装が必要な理由もあわせてご紹介します。
一戸建ての外壁に使用されるサイディングとは？
サイディングとは、日本の住宅でトップシェアを誇る外壁材です。
以前まではセメントと砂を混ぜたものを塗る「モルタル外壁」が主流でしたが、工事に手間と時間がかかるのがデメリットでした。
サイディングはパネル形状の外壁材を貼り合わせて施工するため、モルタルのような特殊な技術が必要なく、工期も短いのが特徴です。
また耐水性に優れていて種類やデザインが豊富なことも、サイディングのメリットとして知られています。
もっとも普及している窯業系をはじめ、金属系・樹脂系・木質系のサイディングなどバリエーションがあるため、デザインの好みや用途に合わせて選べます。
一戸建てのサイディングをリフォームする時期は？
購入する一戸建て住宅の外壁にサイディングを採用するのであれば、リフォーム時期についても確認しておきましょう。
サイディング外壁の寿命は約40年といわれています。
ただし、定期的にきちんとメンテナンスを実施しないと40年持たずに問題が発生するので注意が必要です。
サイディングの種類にもよりますが、10～15年前後でコーキング補修や塗装などのメンテナンスを実施しましょう。
またメンテナンス時期がきていなくても、ひび割れや浮き、チョーキングなどの劣化症状が目立ってきたらリフォームを検討すべきです。
一戸建てのサイディング外壁に塗装が必要な理由
外壁は常に紫外線や雨風によるダメージを受けているため、定期的に塗装し直してダメージから保護する必要があります。
もし塗装をしないと外壁材がむき出しの状態になり、外壁内部に雨水が入り込んでしまうのです。
そうなるとサイディング外壁の内側にある建物の躯体が腐敗して強度を失い、地震が発生した際などに建物が崩れてしまう可能性もあります。
外壁に使用している塗料も種類ごとに耐用年数があるため、それを過ぎる前に塗装をして性能を取り戻さなければなりません。
まとめ
サイディング外壁の一戸建てを購入するにあたって、リフォームが必要な時期について事前に確認しておくことをおすすめします。
サイディングに施してある塗装には重要な役割があるため、塗り替えが必要な理由を理解したうえで、メンテナンス計画を立ててください。
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